レーザートーニングは、低出力のQスイッチ(Q-switched)Nd:YAG 1064nmレーザーを、広いスポットサイズと低いエネルギーで数回照射する方式であり、アジア圏で肝斑・色素沈着のケアに広く活用されてきた方法です。 その原理は選択的光熱分解であり、色素を含むメラノソームに熱エネルギーを選択的に伝達し、色素を細かく分散させるものです。 文献上では、概ね週1回または隔週で数回(通常9~10回程度)繰り返すプロトコルが報告されており、メラニン・紅斑指標の改善が観察されています。 ただし、過度な累積エネルギーは副作用のリスクを高め、東アジア人では点状色素脱失が約10%程度報告されており、反跳性色素沈着・炎症後色素沈着が生じる可能性があります。再発率も高い傾向にあるため、維持管理や紫外線対策、併用療法が併せて検討されます。 個人の肌タイプや色素の深さによって反応やリスクが異なるため、カウンセリングで確認が必要です。本情報は参考情報であり、診断ではありません。実際の施術については専門医にご相談ください。
[出典] https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC9323185/ · https://dermnetnz.org/topics/melasma
